タクシーとの誘因事故

事故概要

2015年5月に、タクシーが相手となった交通事故に遭いました。

夜10時までの自営の仕事を終えて、250ccのスクーターで自宅への帰路を走っていたところ、交差点を直進しようと進入した私のほぼ直前で、向かいから走ってきたタクシーが無理に右折しようとハンドルをきりました。

進路をふさがれた私は急ブレーキをかけてさらに左にハンドルをきって衝突を避け、転倒を避けるために地面に左足を出してふんばり、なんとか制止しました。

そこまではよかったのですが、無理な体勢で制止したことが悪かったようで、左足のひざと足首に尋常ではない強い痛みを感じました。

タクシーの運転手は運転席から手をあげて謝るそぶりをしていましたが、足の痛みがひどいため、そのまま行かせるわけにはいかないと考え、路肩に車を停めろとジェスチャーをしましたが、タクシーは無視して走り去ります。

バイクは急制動によってエンジンが停止していましたが、セルを回すとすぐに始動したのですぐに走り去ったタクシーを追いかけます。
500メートルほど追ったところで赤信号に引っかかったタクシーの前にバイクを回して停車、降りてタクシーの運転席の窓をたたき、運転手に外に出るように促しました。

降りてきた運転手は「謝ったやろ」と開き直る態度をとります。

これは話にならないと、私は即座に「警察呼ぶからここで待て、逃げるな」と言い、110番しました。

事故の状況と場所を伝えた後、携帯電話のカメラでタクシーの車体、ナンバー等を撮影し、パトカーの到着を待ちました。

しかし、パトカーはなかなかやってきません。

警察とのやり取り

およそ20分後、あまりにも遅いので再度110番をしようかと思ったところで、

サイレンを鳴らしてパトカーが到着、3人の警察官が出てきます。

私とタクシーの運転手とは別々に事情を聞かれることになり、離れた場所でそれぞれが警察官と話をします。

そこでは、「事故のいきさつ」「衝突や接触は回避していること」 「しかし、無理に回避したことで足を痛めていること」、を説明しました。

接触していないことで交通事故として扱われるのかどうかが不安だったのですが、直接の接触がなくとも、相手方の不注意や問題のある運転で物損や人身の被害が生じた場合は「誘因事故」になると聞かされ、泣き寝入りすることにはならないと思い、ひと安心です。

しかし、タクシーの運転手側は、「当たっていないのだから自分は悪くない」「相手が勝手に転倒しかけた」などと言い張っているようで、
最終的にはタクシーに搭載されているドライブレコーダーの映像を確認して判断されることとなりました。

結末

 

結局、その映像を確認した警察の判断は、10対0で全面的に相手側が悪いとの結論に達し、以降は相手側の保険会社とやりとりをすることになりました。

治療開始

事故の翌日、まず、職場の近くにある病院で診察を受け、診断書を書いてもらいます。

足首は捻挫で全治1週間、膝はMRI撮影をしなければ正確な状態がわからないものの、触診により全治2週間と診断されました。

ただ、病院では外科的な治療は行なわず、痛み止めの薬を処方するのみということなので、近所の別の整骨院に行きました。

そこで警察にもらった事故証明書を見せ、交通事故による傷害の扱いにしてもらい、膝と足首の電気治療を始めました。

私の側には過失割合がまったくないと認められていたため、私の側の保険会社(自賠責保険)は使わず、相手側の保険会社のみが動くことになり、病院と整骨院の医療費はすべてその保険会社に請求されたようです。

足首は1週間ほどで痛みが治まりましたが、膝は靭帯が損傷していたようで、治るまでに時間がかかるようです。

実際に、整骨院にはほぼ毎日通い続け、治療終了までおよそ3か月かかることになりました。

治療費と慰謝料

最終的に相手の保険会社が負担した額は、病院の医療費が通院5回で2万円強、

整骨院への支払が3か月で約20万円、私への慰謝料がおよそ60万円です。

この時は私の側にはまったく過失がないとの判断がなされ、相手側との話し合いもスムーズに進みました。

しかし、「誘因事故」という特殊な事例であり、相手側のドライブレコーダーの映像という証拠がなかったなら、私は泣き寝入りをすることになっていたかもしれません。

参考サイト:接触してないのに交通事故!? 弁護士が教える「誘因事故」の対処法http://oshiete.goo.ne.jp/watch/entry/fbf745801e4d2021b43fbe9028a3ce41/

そのことを考えると、自動車保険には弁護士特約を付けておいた方がいいなと感じました。

何気なく毎年更新している自動車保険。事故に遭わないとただもったいなという気持ちですよね。事故に遭った人の感想を見てみましょう。